新郎:しょうごさん(カラスさん)
Cafe Berを経営。大学時代、黒髪ロングで服も真っ黒だったことから幽遊白書にいるカラスに似ているとつけてもらったニックネーム「カラス」。アルバイトで出会ったバーのオーナーさんに憧れ飲食の道へ。念願の自分のお店の名も「Cafe Ber カラス」。黒髪ロングは今も健在。
ノリで始めたドラム・音楽は今でも続く趣味。映画鑑賞やお酒も大好き。
マイペースでのんびりさん、無頓着で楽観的に見えるが、底知れぬ優しさの持ち主。
新婦:ななこさん(ななちゃん)
sasaのオープンをヘアメイクさんとして支えてくれたクリエイターチームの1人。
3人姉妹の次女。姉がいないと何もできなかった幼少期、いじめられていた小学生時代、10才の時に大好きな親が離婚、、と苦労してきた人生。成人式でヘアメイクをしてもらったことがきっかけでヘアメイクの道へ。今はフリーヘアメイクとして数々の新婦を史上最高の姿に仕上げ続けている。
ミュージカル映画、おいしい食べ物やお酒を好きな人と共有する瞬間が大好き。
周りの人を良く見ていて感情に敏感、その分人一倍気が回る。新郎と反対に新婦はせっかちさんなので新郎を引っ張り支えている。
お互いに結婚願望のなかったふたり。カラスさんがつぶれてお店で寝てて連絡が繋がらず新婦がかなり心配したことがあり、
もし何かあったときに少し離れている親に1番に連絡がいくより一番近くにいる私が家族になった方が、、と思ったななちゃんから
「私と家族になってください」と逆プロポーズ。
そもそも結婚願望のなかったふたりに、結婚式をしたいという気持ちもなかった。
まず結婚式というものに興味のないカラスさん。ヘアメイクとして色んな結婚式を見てきて、形式的なものを執り行う時間空間に自分がいることは想像できなかったななちゃん。
結婚式をしたいと思ったのは、ななちゃんが、大好きなお母さんを
大切なみんなに自慢したいと思ったから。
姉が先に卒園して泣き、小学校中学校で泣き、高校でとがっていた時も、専門学校に行っても大人になっても
いっぱいいっぱいになったらお母さんに抱きしめてもらいながら泣いていた。
小学校1年生からいじめを受けていたななちゃん。
「傷つくこと悲しいことがあればあるだけ心にひだができて、
その心のひだは誰かの悲しい気持ちをキャッチして優しくなれるよ」
抱きしめながらお母さんが伝えてくれたこの言葉はななちゃんを強く、優しくしてくれた。
親が離婚し母が働き詰めになり、すれ違いが多かった生活の中でも
ななちゃんとお母さんの手紙のやり取りは途絶えなかった。
結婚式はしないと思っていた時もななちゃんは、お母さんへの手紙をできる限り多くの人の前で読みたいという想いがありました。
そこに「結婚式」という決められた王道の形式的なものは必要ない。
ふたりにとって本当に意味のある時間を追求するsasaの結婚式をクリエイターとして見てくれていたななちゃん。
ヘアメイクさんとして色んな会場を見てきた中で、
自分たちだけの唯一無二の1日が叶う場所。
1日1組で全員がその日その新郎新婦に向き合う姿、
毎回結婚式が結ぶたびに振り返り会をしているサービスの姿もななちゃんは見てくれていて
sasaには最高のスタッフがいる、集められる、と選んでくれたのがsasaでした。
ふたりからの、結婚式に対する希望は2つだけ。
・挙式で親に手紙を読む
・ベールはいらない
これだけでした。
挙式は出来るだけ多くの人、全員に見守ってもらえるように。
ななちゃんをお母さんからカラスさんにバトンタッチする瞬間を1番大切にすると軸に決め
親子をつなぎ支え続けてくれたお手紙交換の集大成を、大切なたくさんの人に見守ってもらう。
伝えるべきことは、「感謝」だけじゃない。
「これまでたくさん心配をかけてきたけど、こんなにたくさんの大切な人、頼れる人に出会うことができたから安心してね。」ということ。
「みんなに母を」だけじゃなく「母にみんなを」も自慢する日に決まりました。
1日の流れは
①家族親族の会食→②家族親族友人全員参加の挙式→③友人のパーティー
パーティーの時間は親族と友人で分けて。
でも挙式は親族にも友人にも、全員に見守ってもらえるスケジュールに。
家族親族の会食では
新郎新婦ふたり自身が受付を担当し、家族親族をお出迎えするところからスタート。
人数も16人と少人数になるため1つのテーブルを全員で囲むスタイルにしましたが
全員と写真を撮ったり話したり、親族ゲストにも動きが出るように、
フォトブースとしてソファメインを設けました。
その装飾には大好きなミュージカル映画のポスターと新郎新婦の写真がプリントされた布も入れてふたりだけのフォトブースを。
室内でゆっくり、sasa自慢の料理を楽しんでいただき家族親族の温かさに触れる時間になりました。
そして家族親族会食後、友人の皆様にお集まりいただき
親族も友人も全員参加の挙式は広ーい裏のお庭で。
とにかく全員に、見守ってほしい。包んでほしいという想いから、
挙式のレイアウトは、円形に。ふたりがどこを向いても大切な人たちに囲まれている。
バージンロードをお母さんと歩く前に、ななちゃんからお母さんへ。
「小さなころから、本当に心配をかけてきたよね。これからも心配をかけると思うし頼ることももちろんあると思います。だけど、
お母さんみて!カラスさんをはじめ、こんなにたくさんの大切で頼れるすてきな人たちがたくさんいてくれています。安心してね。」
ななちゃんからお母さんへのお手紙を読みバージンロードを歩く。
その先に待つカラスさんへ、バトンタッチの瞬間。お母さんからななちゃんへ。
「お母さんはあなたにたくさんたくさん教えてもらい、母親として成長させてもらいました。
いつも手紙をくれ、1日のおわりには安らかな気持ちにさせてくれて、
朝には、今日も1日頑張ろうと活力をもらいました。
もらった手紙はすべて宝物で、今も大切にしています。
人一倍悩むのは、今も変わっていませんね。
ですが、しょうごさんと出会ってあなたを大きく変えてくれました。
しょうごさんがそばで優しく支えてくれている様子に、母としての役目も終わったと感じています。
ありのままのななこを受け入れてくれてありがとう。これからも包んでくださいね。今日からバトンタッチです。」
そして、いつものお母さんのハグ。
ななちゃんの目にあふれていたのは、いっぱいいっぱいになって流していたいつもの涙とは違う、幸せな涙でした。
これからななちゃんがいっぱいいっぱいになったときはカラスさんが。
360度大切な方々に見守られ、真ん中でふたりに誓いのハグをしてもらいました。
挙式が結んだら、家族と親族はお見送り。
友人はパーティーへ。
酒飲みが大好きなビアガーデンをイメージし、開放的なガーデンでのナイトパーティー。
ウェルカムスピーチはななちゃんから。
「今日は、みんなを自慢する日にすると決めていました。
これまでの人生、いろんなことがあったけど、
いま目の前にいる皆さんに出会えたことが、とっても幸せで、私の自慢です。」
と、涙を流しながらみんなに伝えてくれました。
想像通り、乾杯から盛り上げてくれた友人の皆様。
大切な人だけが集まっているこの瞬間を、何度も乾杯し、大好きなお酒をたくさん飲んで、たくさんお話をして。
スタッフやクリエイターチームともたくさん話してくれました。
ラスト。1日の締めくくり。
みんなで今日1日を振り返るエンドロールは、
2人とも大好きな映画を、みんなとみている感覚で。
ふたりが出会った居酒屋「リーダー」での事前撮影の映像も組込み
ストーリー性のある、まるで2人の物語を見ているようなエンドロールに仕上げてもらいました。
屋外のナイトシアターを設置し、ななちゃんが大好きなミュージカル映画の曲を使いました。
そしてふたりの退場。
ふたりとも大好きなお酒。
「酒飲みは、何度も乾杯をする。乾杯をすればするほど、心が通う。」
だから退場は、全員飲み物をもって花道を作ってもらって、1人1人と乾杯しながら。
「スタッフさんも全員!」と言っていただきその場にいる全員と乾杯をして締めくくり。
最後まで、ふたりらしく、全員参加、全員自慢の1日を過ごしました。
ここにいる、すべての皆様を自慢する日。
自慢の人たちが、乾杯で繋がる。
ななちゃんは、sasaのオープンを支えてくれたクリエイターチームの1人だったので
会場スタッフで共有していた裏テーマが「恩返し」でした。
ななちゃんのすべての過去を「よく頑張った」と周りに認めてもらえたと思える1日にしてほしい。
ななちゃんから出てくる素敵な言葉や安心感、周りを優先する考え方は
お母さんをはじめ、大切なすべての方々のおかげで、こんなにも愛されているんだと抱きしめたくなるような1日にしてほしい。
この1日を最高にすることで恩返しをしたいと思っていました。
ななちゃんからは当日は何より楽しくて、私の語彙力ではしあわせ!としか言いようがない1日でした。私から見る景色が今も目に焼きついています。と教えてくれました。
いまもこの1日が、ななちゃんの人生を、
そしてふたりの夫婦生活を支えてくれていますように。
planner kurisu