打合せ1回目。とにかくふたりのことを教えてもらう打合せが終わった後、
私がふたりに感じたことは
ふたりとも、人のことすっごくよく見ていて
誰かのために動けるふたりなんだろうなということ。
ふたりの周りにいる人たちは当たり前にそれができる人たちで、
当たり前にふたりの結婚式も自分たちが、よりもゲスト大事に。
ふたり共通のゲストが少ないからこそ、全員で1つの場所に集まる前に、
グループそれぞれ、いつも通りを思い出させてくれるような時間が作れたらいいな。
ということでした。
結婚式は家族だけでもいいかもと話していたことがあるくらい、
派手なことはいらなくて、アットホームに過ごしたい。
せっかく来てくれるゲストには
緊張や役割とか負担をかけないようにしたい。
そんな2人の結婚式に来てくれた大切なゲストには
「感動」も「楽しかった」も感じてほしい。あったかい気持ちに。
結婚式とか、結婚って、いいな~って思ってほしい。
ふたりはやってよかったな~って思いたい。
ふたりにとってのいいスタートのきっかけになるように。
と準備がスタートしました。
結婚式はこういうもの、にとらわれない結婚式にしたい。
とは言いつつ前例のないことをつくること、そしてイメージすることはなかなか難しいこと。
ふたりへの提案は、
「グループごとに新郎新婦と話せる時間をつくること、そして全員に想いを伝えること」
通常の結婚式は、挙式の入場まで、新郎新婦の姿は見えていない。
それを大きく覆す提案で、
挙式会場で新郎新婦が待っている。ということ。
そしてその挙式会場へは、グループごとにご案内。
集まればいつも通りに話せる人たちが、緊張をほぐしてくれる。
そして手から手へ、1人1人に綴った手紙をお渡しをする。
席についたら、手紙を読んで、セレモニーのスタートまで過ごしていただく。
この順番の1番最初は家族。
1番に2人の姿を見てもらう。
そしてそのあと、親はなかなか見ることが出来ない
わが子が友達と過ごしてきた時間を見守る。
王道チャペルのような前を向くレイアウトじゃなくて
向き合うことで、親も含めみんなで新郎新婦をあたたかく見守られるように。
そこから始まるセレモニー。
今の自分があるのは、
気付けばあこがれていた、親のおかげ。
一層特別な想いは、これからの誓いへ。
普通の結婚式なら、披露宴の最後に読む、親への手紙。
それを一番最初のセレモニーに入れて。
セレモニーは、親から手が離れる瞬間でもあり
新しい家族としてふたりが歩み始める瞬間。
その瞬間に、これまで育ててくれた親へ、
そして親から子へ、「伝え合う」時間にする。
新郎は私との1回目の打合せで、
「尊敬する人は?」と聞いた時、即答で、お父様の名前を挙げられました。
男気があって、息子である自分の、周りの人まで大切にしてくれる。
そして大人になって初めて気づいた、何不自由なく過ごしてこれたことのありがたさ、
親がどれだけ、苦労して育ててくれていたか。
今まで伝えることがなかった、
結婚式の準備で改めて気付けた想いを伝える。
1人っ子の新婦は
親友みたいにかわいくてチャーミングなお母さんがいてくれたから寂しくなかった。
5年前に他界したお父さんは感情を表に出すタイプではなかったけれど、
目尻をたらして優しそうに笑う笑顔が大好きだということ。
みんなの前で伝えることに、勇気を出してくれました。
そしてこれまで育ててきた親からも、お返事をもらう時間。
友人の知らない、昔の話
そしてこれから支え合って過ごしていく新郎新婦のふたりと
それを支えてくれるゲストのみんなへのメッセージを伝えていただきました。
全部詰め込んだ挙式の後、
ここからはとにかく涙なし!
話して食べて飲んで、いつも通りでいられるのに、特別だと思える時間を。
事前にスピーチをお願いしたりするのは負担になるからしたくない。
司会からのカチッとしたプロフィール紹介はらしくない。
なら、ふたりのことを大切なゲストから紹介してもらう
「突撃インタビュー」でふたりのことを知ってもらい
グループを超えて会話も広がる、愛あるあたたかい時間でした。
友人からのサプライズ余興もあり、
後半は笑顔100%で過ごしたパーティー。
締めくくりには、謝辞だけでは伝えきれないゲストへの感謝を
改めてサンクスムービーで伝え、
ふたりからも言葉であらためて伝え、エンドロールムービーで結ぶ。
この1日を結んだあとのふたりは
終わってみてやってよかったと心から思った。最高の瞬間を大切な人たちと共有できた。
こんな結婚式は初めてとたくさん言ってもらえた。言葉を大切にした結婚式ができた。と
たくさん伝えてくれました。
「やってよかった」がすべてだと思いました。
費用も時間もかけて、大変な準備も乗り越えた先に
一生の記憶に残る、唯一無二の1日がありました。
この1日が、これからのふたりもずっと支えてくれる
一生モノとして輝くように。そう願っています。
sasa planner 栗栖